C言語でのプログラミング手順

 C言語では、基本的に次の手順でプログラミングを行ないます。

手順1 ソースファイルを作成する
手順2 コンパイルする
手順3 テスト実行をする

 では、簡単なプログラムを作成しましょう。

■ ソースファイルを作成する

 テキストエディターを起動してください。メモ帳でも、自分で準備したテキストエディターでも作成できます。ワードプロセッサーでは作成できません。

 テキストエディターを使って、「C:\work」フォルダーに「welcome.c」ファイルを作成しましょう(workフォルダーがない場合は作成してください)。その後、次のようにプログラムを入力して、保存してください。

welcome.c

#include <stdio.h>

int main(void){
printf("ようこそ、C言語の世界へ!!");

return 0;
}

■ コンパイルする

 Visual Studio Community 2015をインストールすると準備される「開発者コマンド プロンプト for VS2015」を使ってコンパイルと実行をします。「スタート」―「すべてのアプリ」―「Visual Studio 2015」―「開発者コマンド プロンプト for VS2015」をクリックします。すると、次の図のような画面が表示されます。

コマンドプロンプト
※背景色、文字色を変更してあります。
コマンドプロンプト

 コマンドプロンプトで、ソースファイルが保存されているフォルダーに移動します。次のようにコマンドを入力してください。

C:¥Program Files (x86)¥Microsoft Visual Studio 14.0>cd c:¥work

c:¥work>

 そして、次のように「cl」コマンドを入力し、コンパイルをしましょう。

c:¥work>cl welcome.c
Microsoft(R) C/C++ Optimizing Compiler Version 19.00.24210 for x86
Copyright (C) Microsoft Corporation. All rights reserved.

welcome.c
Microsoft (R) Incremental Linker Version 14.00.24210.0
Copyright (C) Microsoft Corporation. All rights reserved.

/out:welcome.exe
welcome.obj

c:¥work>

※ コマンドを実行したときに「'cl' は、内部コマンドまたは外部コマンド、操作可能なプログラムまたはバッチ ファイルとして認識されていません。」と出た場合は、Visual Studio Community 2015でC++の環境がインストールされているかを確認してください。

 上記のように表示されたのち、「dir」コマンドを入力すると、次のようなファイルが作成されていることを確認できます。

c:¥work>dir
ドライブ C のボリューム ラベルは Windows10_OS です
ボリューム シリアル番号は 1C6X-829X です

c:¥work のディレクトリ

2016/07/19 00:12  <DIR>      .
2016/07/19 00:12  <DIR>      ..
2016/06/30 10:02         96 welcome.c
2016/07/19 00:12       96,768 welcome.exe
2016/07/19 00:12        1,248 welcome.obj
3 個のファイル       98,112 バイト
2 個のディレクトリ 35,700,387,840 バイトの空き領域

c:¥work>

■ テスト実行をする

 「welcome.exe」ファイルが実行可能ファイルです。そのファイルを実行しましょう。

c:¥work>welcome.exe
ようこそ、C言語の世界へ!!
c:¥work>

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