continue文

 条件分岐や反復処理など処理が複雑になると、処理の途中でさらに流れを変える必要が出てきます。たとえば、反復処理をしている途中で、反復処理を中断するなどといったことです。そのためのステートメントが用意されています。

 continue文は、反復処理で使用します。continue文を実行すると、それ以降の繰り返し行なう処理は実行せずに、次の繰り返し処理に移ります。

continue文の書式
continue;

○ ファイル

 次のようにファイルを作成してください。

ファイル名 continueTest.c

サンプルダウンロード

○ プログラム

 次のようにプログラムを入力してください。

  1. #include <stdio.h>
  2. int main(void){
  3.  //計算用の変数を初期化
  4.  int sum = 0;
  5.  //繰り返して和を求める処理
  6.  for(int i=0; i<= 10; i++){
  7.   //偶数かどうか
  8.   if(i % 2 == 0){
  9.    //偶数の場合は次の繰り返し処理へ
  10.    continue;
  11.   }
  12.   //カウンターを合計に足す
  13.   sum += i;
  14.  }
  15.  //結果出力
  16.  printf("合計:%d¥n", sum);
  17.  return 0;
  18. }

○ フローチャート


○ 実行結果

合計:25

○ 解説

 8行目でカウンターが1~10までの間繰り返すように指定されています。10行目はカウンターを2で割った余りを求めています。もし余りが「0」であれば、2で割り切れる数値である、つまり偶数と判断できるので、繰り返し処理をこの時点で中断し、次の繰り返し処理に移ります。割り切れない場合はそのまま繰り返し処理を行います。結果としてカウンターが奇数の数値のみ加算されることになります。

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