continue文

 条件分岐や反復処理など処理が複雑になると、処理の途中でさらに流れを変える必要が出てきます。たとえば、反復処理をしている途中で、反復処理を中断するなどといったことです。そのためのステートメントが用意されています。

 このステートメントは、反復処理で使用します。continue文を実行すると、それ以降の繰り返し行なう処理は実行せずに、次の繰り返し処理に移ります。

continue文の書式
continue;

○ ファイル

 次のようにファイルを作成してください。

ファイル名 ContinueTest.java

サンプルダウンロード

○ プログラム

 次のようにプログラムを入力してください。

  1. import java.io.*;
  2. class ContinueTest{
  3.  public static void main(String[] args){
  4.   //計算用の変数の初期化
  5.   int sum = 0;
  6.   //繰り返して和を求める処理
  7.   for(int i=0; i<=10; i++){
  8.    //偶数かどうか
  9.    if(i % 2 == 0){
  10.     //偶数の場合は次の繰り返し処理へ
  11.     continue;
  12.    }
  13.    //カウンターを合計に足す
  14.    sum += i;
  15.   }
  16.   //結果出力
  17.   System.out.println("合計:" + sum);
  18.  }
  19. }

○ フローチャート

○ 実行結果

合計:25

○ 解説

 9行目でカウンターが1~10までの間繰り返すように指定されています。11行目はカウンターを2で割った余りを求めています。もし余りが「0」であれば、2で割り切れる数値である、つまり偶数と判断できるので繰り返し処理をこの時点で中断し、次の繰り返し処理に移ります。割り切れない場合はそのまま繰り返し処理を行います。結果としてカウンターが奇数の数値のみ加算されることになります。

前へ   次へ