XAMPPの設定

　PHPで作ったファイルを実行するためには、WebサーバーソフトウェアとPHP実行環境が必要になります。今回はそれらがパッケージ化されているソフトウェア、「XAMPP」を使います。

　前節で用意したEclipseのFull editionはXAMPPも含んでいます。別にXAMPPを用意する場合、本テキスト執筆時点では、次のURLからXAMPPをダウンロードできます。

　では、XAMPPの使い方を見てみましょう。XAMPPのコントロールパネルを表示します。前節で展開したpleiadesフォルダー内xamppフォルダーにある「xampp-control」をダブルクリックします。

XAMPPのフォルダー内

　初めてxampp-controlを起動すると次のように言語の選択画面が出てきますので、「Save」ボタンをクリックします。

言語の選択

　コントロールパネル内で、次の図で示されている「Start」ボタンをクリックします。

XAMPPコントロールパネル

　すると、Apacheと呼ばれるWebサーバーソフトウェアが起動します。

Apacheの起動

　ApacheはWebサービスを提供するソフトウェアです。WebサービスはHtmlファイルを配信します。受信するためにはWebブラウザーを利用します。正常に動作しているかどうかを確認してみましょう。Webブラウザーを起動してください。そしてアドレス欄に次にURLを入力してください。

　すると、次の図のようなページが表示されます。そのページ内の「日本語」のリンクをクリックします。

リンクをクリック

　次の図のようにXAMPPの設定画面が表示されます。画面左側のphpinfo()をクリックします。

XAMPPの設定画面

　すると次の図のように、PHPの情報が表示されます。この情報のページはPHPで作られているので、表示されているということは正常にPHPが実行されていることになります。

PHPの情報画面

　今回の環境では「［pleiades展開フォルダー］\xammp\htdocs」がWebサービスの公開フォルダーになっています。この後の章で作成するサンプルを実行確認するためには、公開フォルダーに保存してWebブラウザーで確認しましょう。