データバインディング

 次に、コントロールとデータを連結する方法を見てみましょう。今回は、読み込んだデータをTextBoxに表示する方法を見てみましょう。

○ プロジェクト

プロジェクトを作成して確認してみましょう。

プロジェクトの種類 Windows フォーム アプリケーション
プロジェクト名 DataBindTest

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○ フォームデザイン

 次の図のようにコントロールを配置してください。そして、DataAdapterと、DataSetを作成してください。AdapterはM_ユーザーテーブルを読み込みます。

コントロールの配置例
コントロールの配置例

 次に、TextBoxのDataBindingsのTextプロパティをDataSetの中の連結したい列にあわせます。

プロパティ設定
プロパティ設定

 すると、設定したコントロールのTextプロパティにアイコンが追加されますので、確認してください。

プロパティ設定
プロパティ設定

 同様に、パスワードのテキストボックスもM_ユーザーテーブルのパスワード列と連結するように設定してください。

○ プログラム

 次のように各イベントプロシージャを記述してください。

Form1.vb

  1. Private Sub Button1_Click(ByVal sender As System.Object, ByVal e As System.EventArgs) Handles Button1.Click
  2.  Me.DataSet11.Clear()
  3.  Me.SqlDataAdapter1.Fill(Me.DataSet11)
  4. End Sub
  5. Private Sub Button2_Click(ByVal sender As System.Object, ByVal e As System.EventArgs) Handles Button2.Click
  6.  If Me.BindingContext(Me.DataSet11, "M_ユーザー").Position = 0 Then
  7.   MessageBox.Show("先頭です!!")
  8.  End If
  9.  Me.BindingContext(Me.DataSet11, "M_ユーザー").Position -= 1
  10. End Sub
  11. Private Sub Button3_Click(ByVal sender As System.Object, ByVal e As System.EventArgs) Handles Button3.Click
  12.  Dim cm As BindingManagerBase
  13.  cm = Me.BindingContext(Me.DataSet11, "M_ユーザー")
  14.  If cm.Position = cm.Count - 1 Then
  15.   MessageBox.Show("末尾です!!")
  16.  End If
  17.  cm.Position += 1
  18. End Sub

○ 実行結果

実行結果
実行結果

 ユーザー名のテキストボックスとパスワードのテキストボックスにデータが順番に表示されていきます。

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