演算子の種類

 プログラムの中で処理を表現するために、演算子を使用します。次のような種類があります。

■ 算術演算子

 値を計算します。

演算子 意味 使用例
+ 一方の数値を他方の数値に足す num1 + num2
- 一方の数値を他方の数値から引く num1 – num2
- 数値の符号を反転させる -num1
* 一方の数値に他方の数値を掛ける num1 * num2
/ 一方の数値を他方の数値で割る num1 / num2
¥ 一方の数値を他方の数値で割ったときの商を求める(整数) num1 ¥ num2
Mod 一方の数値を他方の数値で割った時の余りを求める num1 Mod num2
^ 一方の数値を他方の数値で累乗する num1^2
<< 数値のビット・パターンを左にシフトする num1 << 1
>> 数値のビット・パターンを右にシフトする num1 >> 1
算術演算子

■ 代入演算子

 計算結果を代入します。

演算子 意味 使用例
= データを変数に代入する num = 2
*= 変数に格納されているデータと乗算し、その結果を変数に代入する num *= 2
/= 変数に格納されているデータと除算し、その結果を変数に代入する num /= 2
¥= 変数に格納されているデータと除算し、その整数の結果を変数に代入する num ¥= 2
+= 変数に格納されているデータと加算し、その結果を変数に代入する
文字列型の場合は文字列を連結し、その結果を変数に代入する
num += 2
+= 変数に格納されているデータと加算し、その結果を変数に代入する
文字列型の場合は文字列を連結し、その結果を変数に代入する
num += 2
str += "2"
-= 変数に格納されているデータを減算し、その結果を変数に代入する num -= 2
<<= 変数に格納されているデータを左シフトし、その結果を変数に代入する num <<= 2
>>= 変数に格納されているデータを右シフトし、その結果を変数に代入する num >>= 2
^= 変数に格納されているデータとのべき乗を求め、その結果を変数に代入する num ^= 2
&= 変数に格納されているデータと文字列を結合し、その結果を変数に代入する str &= "文字"
代入演算子

■ 連結演算子

 文字列を結合します。

演算子 意味 使用例
& 複数の文字列を、1つの文字列に結合する "abc" & "def"
+ 結合ずるデータが文字列なら結合、他方が数値の場合は文字列が数値に変換されて加算する "123" + 456
連結演算子

■ 比較演算子

 条件を比較してBoolean値を算出します。

演算子 意味 使用例
= 2つのデータが等しいことを確認する num1 = num2
<> 2つのデータが等しくないことを確認する num1 <> num2
< 一方のデータが他方のデータより小さいことを確認する num1 < num2
> 一方のデータが他方のデータより大きいことを確認する num1 > num2
<= 一方のデータが他方のデータ以下であることを確認する num1 <= num2
>= 一方のデータが他方のデータ以上であることを確認する num1 >= num2
Is 2つのオブジェクト変数が同じオブジェクト・インスタンスを参照していることを確認する str Is Nothing
IsNot 2つのオブジェクト変数が別のオブジェクト・インスタンスを参照していることを確認する str IsNot Nothing
Like 文字列に指定したパターンが含まれるかどうかを確認する Str Like "*a*"
比較演算子

■ 論理演算子

 論理演算をしてBoolean値を算出します。

演算子 意味 使用例
Not ブール値の論理否定を求める Not num1 < num2
And 2つのブール値の論理積を求める num1 > 1 And num1 < 10
AndAlso 2つのブール値の論理積を求める(ショートサーキット)
必要な場合のみ2番目の論理演算を処理する
num1 > 1 AndAlso num1 < 10
Or 2つのブール値の論理和を求める num1 > 0 Or num2 < 0
OrElse 2つのブール値の論理和を求める(ショートサーキット)
必要な場合のみ2番目の論理演算を処理する
num1 > 0 OrElse num2 < 0
Xor 2つのブール値の排他的論理和を求める num1 = 10 Xor num2 = 5
論理演算子

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