前節まで学習した配列はデータが線のように一列に並んでいるため、1次元配列と呼ばれます。これから縦と横に、つまり表のように並べる配列(2次元配列)を見てみましょう。2次元配列は次のように宣言します。
2次元配列宣言の書式 |
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データ型 配列名[要素数指定][要素数指定]; |
○ ファイル
次のようにファイルを作成してください。今回は、プログラムの入力のみを試します。実行してもメッセージ等は表示されません。
ファイル名 | twoDimensionalAarray1.c |
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○ プログラム
次のようにプログラムを入力してください。
○ 解説
5行目で2次元配列を宣言しています。縦3×横4の配列が用意されます。4つの要素を持つ配列が3つあるようなイメージです。
次に2次元配列に値を代入する方法を見てみましょう。
2次元配列へデータ代入の書式 |
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配列名[インデックス番号][インデックス番号] = 式; |
○ ファイル
次のようにファイルを作成してください。
ファイル名 | twoDimensionalAarray2.c |
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○ プログラム
次のようにプログラムを入力してください。
○ 実行結果
0
0
100
0
200
0
0
0
0
0
0
300
○ 解説
10行目では0番の配列の2番の要素に「100」を代入しています。 12行目では1番の配列の0番の要素に「200」を代入しています。 19行目では2番の配列の3番の要素に「300」を代入しています。他の要素は「0」を代入しています。
次に、2次元配列での初期化の方法を学習しましょう。
2次元配列初期化の書式 |
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データ型 配列名[要素数指定][要素数指定] = @{!!値1, 値2, …}, {値1, 値2, …!!}; データ型 配列名[][要素数指定] = @{!!値1, 値2, …}, {値1, 値2, …!!}; |
○ ファイル
次のようにファイルを作成してください。
ファイル名 | twoDimensionalAarray3.c |
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○ プログラム
次のようにプログラムを入力してください。
○ 実行結果
10
20
30
40
100
200
300
400
○ 解説
5行目では2次元配列の宣言と同時に値を格納しています。1つの配列に初期化する値を「{}」内で指定し、それをさらにカンマ区切りで複数指定します。