continue文
条件分岐や反復処理など処理が複雑になると、処理の途中でさらに流れを変える必要が出てきます。「continue」文を使えば、反復処理をしている途中で、反復処理を中断して次の処理に移ることができます。
continue文の書式 |
---|
continue; |
例:
for(int i = 0; i < 9; i++){
if(i == 2){
continue;
}
}
○ ファイル
次のようにファイルを作成してください。
ファイル名 | ContinueTest.java |
---|
○ プログラム
次のようにプログラムを入力してください。
ContinueTest.java
- import java.io.*;
- class ContinueTest{
- public static void main(String[] args){
- //計算用の変数を初期化する
- int sum = 0;
- //繰り返して和を求める処理をする
- for(int i=0; i<=10; i++){
- //偶数かどうか
- if(i % 2 == 0){
- //偶数の場合は次の繰り返し処理へ
- continue;
- }
- //カウンターを合計に足す
- sum += i;
- }
- //結果を出力する
- System.out.println("合計:" + sum);
- }
- }
○ コンパイルと実行
C:¥work>javac ContinueTest.java
C:¥work>java ContinueTest
合計:25
C:¥work>
○ フローチャート
○ 解説
9行目では、カウンター変数iが1~10までの間繰り返すように指定されています。11行目では、カウンターを2で割った余りを求めています。もし余りが「0」であれば、2で割り切れる数値である、つまり偶数と判断できるので、13行目でcontinue文が実行され、繰り返し処理を中断し、次の繰り返し処理に移ります。割り切れない場合はそのまま繰り返し処理を行います。結果としてカウンターが奇数の数値のみ加算されることになります。