for文
前節までは、条件分岐の方法を見てきました。これからしばらく、反復処理の方法を見ていきましょう。最初に、for文です。このステートメントは、回数を指定して繰り返し処理を行なわせることができます。
for文の書式 |
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for(初期化式; 継続条件式; カウント式){ 処理; } |
例:
for(int i = 0; i < 10; i++){
}
○ ファイル
次のようにファイルを作成してください。
ファイル名 | ForTest.java |
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○ プログラム
次のようにプログラムを入力してください。
ForTest.java
- import java.io.*;
- class ForTest{
- public static void main(String[] args){
- //ループ処理をする
- for(int i = 0; i <= 10; i += 2){
- System.out.println(i);
- }
- }
- }
○ コンパイルと実行
C:¥work>javac ForTest.java
C:¥work>java ForTest
0
2
4
6
8
10
C:¥work>
○ フローチャート
○ 解説
6行目では、変数iが0~10までの間、繰り返し処理を実行することを指定しています。for文の初期化式が「i = 0」となっているので、変数iは0で初期化され、一度のループごとのカウント式が「i += 2」となっているのでのカウント式で、繰り返し処理ごとにループカウンターを加算(減算)する式を指定します。今回は「2」と指定しているので、繰り返し処理ごとにループカウンターが2ずつ増加します。7行目で、ループカウンターを画面に表示しています。