Webページは、通常はHtml(Hyper Text Markup Language)という言語によって記述されています。それによってできるファイルはHtmlファイルと呼ばれています。Internet ExplorerなどのWebブラウザーはWebサーバー内にあるHtmlファイルをダウンロードして表示します。
Htmlファイルは基本的には静的なページを表示します。静的とは、毎回同じ表示をするページのことです。カタログのようなものを公開するだけの場合は、これでも十分かもしれません。しかし、最近のWebページは表示するたびに変化しています。例えば、アクセス数をカウントしていたり、日付時刻を表示していたりするWebページが多くあります。これらは動的なページと言えます。動的なページを作成するということは、アクセスするたびに、何らかの処理がされているということです。処理方法は大きく分けて2つに分類できます。
クライアント側で処理をさせて、ブラウザーの表示に反映させる仕組みです。クライアントスクリプトにより記述で実現できます。種類としては、JavaScriptやVBScriptなどがあります。
JavaScriptを使って動的ページを作成してみましょう。
○ Html
Htmlファイルに次のように記述してください。
test.html
○ 実行結果
○ 解説
作成したファイルをダブルクリックしてWebブラウザーで表示します。すると、現在の時刻がWebブラウザーに表示されます。
Htmlファイルはscriptタグで囲まれた部分を処理として実行します。8行目では日付オブジェクトを生成しています。そして9行目で日付オブジェクトのgetHoursメソッドで時間を、getMinutesメソッドで分を取得して時間の文字列表現を作成しています。そして10行目で作成した文字列をWebブラウザーに書き出しています。
サーバー側で処理をさせて、その結果をクライアントのWebブラウザーで表示する仕組みです。サーバーサイドスクリプトなどを使って実現させます。PHPや、ASP.NET、Perl、Python、Rubyなどが用いられます。
ここまで見てきたような技術を使ってWebアプリケーションを構築します。