continue文

 条件分岐や反復処理など処理が複雑になると、処理の途中でさらに流れを変える必要が出てきます。たとえば、反復処理をしている途中で、反復処理を中断するなどといったことです。そのためのステートメントが用意されています。

 このステートメントは、反復処理で使用します。continue文を実行すると、それ以降の繰り返し行なう処理は実行せずに、次の繰り返し処理に移ります。

continue文の書式
continue;

○ ファイル

 次のようにファイルを作成してください。

ファイルの種類 PHP ファイル
ファイル名 continuetest.php

サンプルダウンロード

○ プログラム

 次のようにプログラムを入力してください。

  1. <?php
  2. //計算用変数の初期化
  3. $sum = 0;
  4. //繰り返して和を求める処理
  5. for($i=0; $i<=10; $i++){
  6.  //偶数かどうか
  7.  if($i % 2 == 0){
  8.   //偶数の場合は次の繰り返し処理へ
  9.   continue;
  10.  }
  11.  //カウンターを合計に足す
  12.  $sum += $i;
  13. }
  14. //文字化け対策
  15. header("Content-Type: text/html; charset=utf-8");
  16. //結果出力
  17. print('合計:' . $sum);

○ フローチャート

○ 実行結果

実行結果
実行結果

○ 解説

 6行目でカウンターが1~10までの間繰り返すように指定されています。8行目はカウンターを2で割った余りを求めています。もし余りが「0」であれば、2で割り切れる数値である、つまり偶数と判断できるので繰り返し処理をこの時点で中断し、次の繰り返し処理に移ります。割り切れない場合はそのまま繰り返し処理を行います。結果としてカウンターが奇数の数値のみ加算されることになります。

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