while文

 while文は、条件を指定して条件が真の間、繰り返し処理をします。ある条件を比較した結果により、繰り返し処理をするか、しないかを決定します。回数を指定する方法や、集合をループ(繰り返す)する方法と違って、繰り返し処理を抜け出るような記述をしないと、永遠にループ(無限ループ)するので、注意します。

while文の書式
while(継続条件式){
 処理;
}

while文
while文

○ ファイル

 次のようにファイルを作成してください。

ファイルの種類 PHP ファイル
ファイル名 whiletest.php

サンプルダウンロード

○ プログラム

 次のようにプログラムを入力してください。

  1. <?php
  2. //変数の準備
  3. $num = 1;  //カウンター用
  4. $sum = 0;  //合計格納用
  5. //条件を指定してループする
  6. while($num <= 5){
  7.  //カウンターを合計に加算する
  8.  $sum += $num;
  9.  //カウンターを1加算する
  10.  $num++;
  11. }
  12. //文字化け対策
  13. header("Content-Type: text/html; charset=utf-8");
  14. //結果を表示する
  15. print('合計:' . $sum);

○ フローチャート

○ 実行結果

実行結果
実行結果

○ 解説

 3行目で用意した変数$numは、繰り返すたびに増やして使うカウンターです。4行目で用意した変数$sumは合計を保存します。7行目から繰り返し処理が記述されています。条件としてカウンター変数$numが5以下の間繰り返します。9行目でカウンター変数$numの値を変数$sumに足しこみます。そして、12行目でカウンター変数を1増やします。これを繰り返し条件が合わなくなるまで繰り返します。繰り返し処理が終了したのち、19行目で合計した結果を表示しています。このサンプルは「1 + 2 + 3 + 4 + 5」を計算したのと同じ結果となります。

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