前節まで学習した配列はデータが線のように一列に並んでいるため、1次元配列と呼ばれます。これから縦と横に、つまり表のように並べる配列(2次元配列)を見てみましょう。2次元配列は次のように宣言します。
この節では、次のような多次元配列の操作方法を確認します。
2次元配列は次のように初期化します。
2次元配列初期化の書式 |
---|
配列名 = [[値1, 値2, …], [値1, 値2, …], …] |
例:
foods = [['りんご', 'みかん'], ['にんじん', 'キャベツ', 'レタス']]
○ ファイル
Chapter2プロジェクトに次のファイルを追加してください。
ファイルの種類 | 空のPythonファイル |
---|---|
ファイル名 | twodimensionalarraytest1.py |
○ プログラム
次のようにプログラムを入力してください。
○ 実行結果
[['りんご', 'みかん'], ['にんじん', 'キャベツ', 'レタス']]
○ 解説
2行目では、2次元配列の初期化をしています。配列の要素内に配列をセットする要領で初期化します。
2次元配列の要素にアクセスするには次のように指定します。
2次元配列初期化の書式 |
---|
配列名[インデックス番号] [インデックス番号] = 式 |
例:
foods[1][2] = 'きゅうり'
○ ファイル
Chapter2プロジェクトに次のファイルを追加してください。
ファイルの種類 | 空のPythonファイル |
---|---|
ファイル名 | twodimensionalarraytest2.py |
○ プログラム
次のようにプログラムを入力してください。
○ 実行結果
[['りんご', 'みかん'], ['にんじん', 'キャベツ', 'レタス']]
foods配列の[0][1]の内容:みかん
変更後の配列:[['りんご', 'みかん'], ['にんじん', 'キャベツ', 'きゅうり']]
○ 解説
6行目では、foods配列のインデックス番号「0」番の配列内の「1」番の要素を画面に表示しています。「みかん」が表示されます。
9行目では、foods配列のインデックス番号「1」番の配列内の「2」番の要素に「きゅうり」を代入しています。12行目で、foods配列を表示していますが、「レタス」が「きゅうり」に変更されていることを確認できます。