System.Data.SqlClient名前空間： 「SqlDataAdapter」
System.Data.OracleClient名前空間：「OracleDataAdapter」
System.Data.OleDb名前空間： 「OleDbDataAdapter」
今まで、接続型で利用するオブジェクトを見てきました。CommandオブジェクトとDataReaderオブジェクトを使って、データ操作をすることができます。これから、非接続型で利用するオブジェクトの使い方を見てみます。
接続型も非接続型もデータベースに接続する手法は同じです。しかし、非接続型では読み込んだデータをメモリ上のオブジェクトとしてコピーして持つようになります。では最初にDataAdapterクラスについてみて見ましょう。
SqlDataAdapterクラスは、Connectionオブジェクトを使ってデータベースに接続し、メモリ上にデータをコピーしたり、逆にメモリ上のデータをデータベースに反映させたりすることができます。つまり、データベースとConnectionオブジェクトをリンクするブリッジのような役目を果たすオブジェクトといえます。
■ DeleteCommandプロパティ
データセットからレコードを削除するためのTransact-SQLステートメントを取得または設定します。
■ InsertCommandプロパティ
データソースに新しいレコードを挿入するためのTransact-SQLステートメントを取得または設定します。
■ SelectCommandプロパティ
データソース内のレコードを選択するためのTransact-SQLステートメントを取得または設定します。
■ UpdateCommandプロパティ
データソース内のレコードを更新するためのTransact-SQLステートメントを取得または設定します。
■ Fillメソッド
DataSetまたはDataTableにデータを読み込みます。
■ Updateメソッド
DataSet内の挿入行、更新行、削除行に対して、INSERT・UPDATE・DELETEステートメントを呼び出します。
このオブジェクトはFillメソッドを使って、DataSetオブジェクトと同期を取ります。このオブジェクトを実際に利用していく前に、DataSetクラスに関して学び、その後、サンプルを作成しましょう。