VBでは、基本的に次の手順でプログラミングを行ないます。
手順1 プロジェクトを作成する
手順2 フォームにコントロールを配置する
手順3 配置したコントロールのプロパティを編集する
手順4 イベントハンドラの記述をする
手順5 テスト実行をする
では、簡単なプログラムを作成しましょう。
「Windowsロゴボタン」―「すべてのプログラム」―「Microsoft Visual Studio 2010 Express」―「Microsoft Visual Basic 2010 Express」をクリックします。すると、次の図のような画面が表示されます。
メニューの「ファイル」―「新しいプロジェクト」をクリックします。すると、次の図のように「新しいプロジェクト」ダイアログが開きます。そのダイアログの「テンプレート」で「Windows フォームアプリケーション」を選択します。そして、「名前」にプロジェクト名を入力します。今回は、「HelloProject」とします。その後、「OK」ボタンをクリックします。
すると、次の図のような画面になります。ここで、画面を構成するウィンドウの名称を確認しましょう。
※ ツールボックスは、左側に隠れている可能性があります。
フォームに「Button」コントロールを配置しましょう。ツールボックスから配置したいコントロールを選び、フォーム上にドラッグ&ドロップしましょう。そして、マウスで配置位置や、サイズの調整をします。
プロパティを編集したいコントロールを選択し、「プロパティウィンドウ」より編集します。今回は「Button」コントロールの「Text」プロパティに「実行」と入力してください。「Button」コントロールに変化が現れます。
今回のプログラムは、「Button」をクリックしたら処理を実行させるようにします。そのため、「Button」コントロールのクリックした際に発生するイベントプロシージャに処理を記述します。「Button」コントロールをダブルクリックしてください。次の図のように、コードエディタが表示され、イベントプロシージャのスケルトンが生成されます。
Private Sub Button1_Click()のブロック内に次のプログラムを記述してください。
では、動作するかどうかの確認を行ないましょう。ツールバーにある「デバッグ開始」のアイコンをクリックするか、「F5」キーを押します。
すると、次の図のようなウィンドウが出てくるので、「実行」ボタンをクリックしてください。メッセージボックスでメッセージが表示されます。
停止する場合は、ウィンドウの「閉じる」をクリックするか、次の図にある、ツールバーの「デバッグの停止」ボタンをクリックします。