メニュー

メニュー

 メニューはフォームの上部にリストを表示し、クリックすることで処理を実行することができます。MenuStripはメニューを管理するコントロールです。その中に各メニューの項目であるToolStripMenuItemが追加されます。

主なプロパティ

 ToolStripMenuItemのプロパティです。

■ Checkedプロパティ

 メニュー項目にチェックが入っているかどうかを設定・取得します。

■ CheckOnClickプロパティ

 メニューをクリックしたときにチェック記号をつけるかどうかを設定・取得します。

■ Textプロパティ

 メニュー項目の表示を設定・取得します。

○ プロジェクト

 次のようにプロジェクトを作成してください。

プロジェクトの種類 Windows フォーム アプリケーション
プロジェクト名 MenuTest

サンプルダウンロード

○ フォームデザイン

 次の図のようにコントロールを配置してください。

コントロールの配置例
コントロールの配置例

 MenuStripを追加すると、フォーム上にメニューコントロールが追加されます。フォーム上のメニューをクリックすると次のように入力ができるようになります。

メニュー追加位置
メニュー追加位置

 入力すると、階層的に入力することができます。

メニュー項目の追加
メニュー項目の追加

 追加したメニュー項目ごとにイベントプロシージャを記述することができます。次のようなメニュー構成にしましょう。
  ファイル    編集
   ∟ 新規作成  ∟ コピー
   ∟ 開く    ∟ 切り取り
           ∟ 貼り付け

○ プログラム

 処理をしたいメニューをダブルクリックして、次のプログラムを入力してください。

  1. Private Sub 新規作成ToolStripMenuItem_Click(ByVal sender As System.Object, ByVal e As System.EventArgs) Handles 新規作成ToolStripMenuItem.Click
  2.  MessageBox.Show("新規作成処理")
  3. End Sub
  4. Private Sub 開くToolStripMenuItem_Click(ByVal sender As System.Object, ByVal e As System.EventArgs) Handles 開くToolStripMenuItem.Click
  5.  MessageBox.Show("開く処理")
  6. End Sub
  7. Private Sub コピーToolStripMenuItem_Click(ByVal sender As System.Object, ByVal e As System.EventArgs) Handles コピーToolStripMenuItem.Click
  8.  MessageBox.Show("コピー処理")
  9. End Sub
  10. Private Sub 切り取りToolStripMenuItem_Click(ByVal sender As System.Object, ByVal e As System.EventArgs) Handles 切り取りToolStripMenuItem.Click
  11.  MessageBox.Show("切り取り処理")
  12. End Sub
  13. Private Sub 貼り付けToolStripMenuItem_Click(ByVal sender As System.Object, ByVal e As System.EventArgs) Handles 貼り付けToolStripMenuItem.Click
  14.  MessageBox.Show("貼り付け処理")
  15. End Sub

○ 実行結果

実行結果
実行結果

○ 解説

 メニューをクリックすると、選択したメニューのメッセージが表示されます。本来は、このメッセージの部分に処理を記述することになります。

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