処理をしている最中に何らかの処理によりエラーが発生する場合があります。通常、そのようなエラーが発生するとアプリケーションは停止してしまいます。しかし、エラーが発生したときは、特別な処理をして引き続きアプリケーションを動作させたいという場面が出てきます。ここでは、エラーが発生したときの対処方法を見てみましょう。
オブジェクト指向言語ではエラーのことを「例外」と呼んでいます。エラーが発生する、つまり、例外が発生することを、「例外がスローされる」といいます。プログラムの中で実行中に例外がスローされた場合の処理は次のように記述します。
例外処理の書式 |
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Try 通常の処理 Catch 変数名 As 例外クラス名 例外処理 Finnaly 共通の処理 End Try |
Catch文は種類に応じて複数指定することができます。さまざまな種類の例外を一括処理させたい場合は、例外の種類を「Exception」型を指定することにより、実現できます。また、Finally文は省略することもできます。
○ プロジェクト
プロジェクトを作成して確認してみましょう。
プロジェクトの種類 | コンソール アプリケーション |
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プロジェクト名 | TryCatchTest |
○ フォームデザイン
次のように各コントロールを配置してください。
○ プログラム
イベントプロシージャに次のように記述してください。
Form1.vb
○ 実行結果
数字を入力する場所に文字を入力して「計算」ボタンをクリックすると、例外が発生してメッセージが表示されます。