今まではDataAdapterオブジェクトを使用してデータテーブルを使ってきました。ここではデータベースと同期をとらずにDataTableオブジェクトを扱う方法を見てみましょう。次の手順でデータテーブルを生成します。
○ プロジェクト
プロジェクトを作成して確認してみましょう。
プロジェクトの種類 | コンソール アプリケーション |
---|---|
プロジェクト名 | DataTableCreateTest |
○ プログラム
Mainメソッドを次のように修正してください。
Module1.vb
○ 実行結果
次のメニューから選んでください。
1)追加 2)一覧 9)終了:2
表示するデータはありません。
次のメニューから選んでください。
1)追加 2)一覧 9)終了:1
姓:佐藤
名:一郎
年齢:22
次のメニューから選んでください。
1)追加 2)一覧 9)終了:2
姓 名 年齢
佐藤 一郎 22
次のメニューから選んでください。
1)追加 2)一覧 9)終了:1
姓:鈴木
名:花子
年齢:a
年齢は数字を入力してください。
次のメニューから選んでください。
1)追加 2)一覧 9)終了:1
姓:鈴木
名:花子
年齢:33
次のメニューから選んでください。
1)追加 2)一覧 9)終了:2
姓 名 年齢
佐藤 一郎 22
鈴木 花子 33
次のメニューから選んでください。
1)追加 2)一覧 9)終了:9
(終了)
○ 解説
5行目では、DataTableオブジェクトを生成しています。そして8~10行目では列情報を追加しています。ColumnsコレクションンのAddメソッドに列名と、データ型を指定しています。今回は、姓・名・年齢を保存する列を定義しています。
37行目ではデータを追加するために10行目までで準備したDataTableオブジェクトのNewRowメソッドを使ってDataRowオブジェクトを取得しています。このオブジェクトは行を表すオブジェクトで、姓・名・年齢を格納することができます。40~42行目で各列に入力したデータを設定しています。
55~57行目では、DataTableオブジェクトの行数だけループします。56行目では取り出した1行のデータを表示しています。