Continue文

 条件分岐や反復処理など処理が複雑になると、処理の途中でさらに流れを変える必要が出てきます。たとえば、反復処理をしている途中で、反復処理を中断するなどといったことです。そのためのステートメントが用意されています。

Continue文の書式
Continue For
Continue While
Continue Do

 このステートメントは、反復処理で使用します。Continue文を実行すると、それ以降の繰り返し行なう処理は実行せずに、次の繰り返し処理に移ります。

○ プロジェクト

 次のようにプロジェクトを作成してください。実行するとコンソールに結果が表示されます。

プロジェクトの種類 コンソール アプリケーション
プロジェクト名 ContinueTest

サンプルダウンロード

○ プログラム

 次のようにプログラムを入力してください。

  1. Sub Main()
  2.  '計算用の変数の初期化
  3.  Dim sum As Integer = 0
  4.  '繰り返して和を求める処理
  5.  For i As Integer = 1 To 10
  6.   '偶数かどうか
  7.   If i Mod 2 = 0 Then
  8.    '偶数の場合は次の繰り返し処理へ
  9.    Continue For
  10.   End If
  11.   'カウンタを合計に足す
  12.   sum += i
  13.   Next
  14.  '結果出力
  15.  Console.WriteLine("合計:" & sum)
  16.  Console.ReadLine()
  17. End Sub

○ フローチャート


○ 実行結果

合計:25

○ 解説

 8行目でカウンターが1~10までの間繰り返すように指定されています。10行目はループカウンターを2で割った余りを求めています。もし余りが0であれば、2で割り切れる数値である、つまり偶数と判断できるので繰り返し処理をこの時点で中断し、次の繰り返し処理に移ります。割り切れない場合はそのまま繰り返し処理を行います。結果としてカウンターが奇数の数値のみ加算されることになります。

前へ   次へ