簡単なデータベースアプリケーションの作成

 DataGridViewにテーブルの内容を表示するデータベースアプリケーションを作成しましょう。

○ プロジェクト

 プロジェクトを作成して確認してみましょう。

プロジェクトの種類 Windows フォーム アプリケーション
プロジェクト名 DBAppTest

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■ 作成の手順

 メニューより「プロジェクト(P)」―「新しいデータ ソースの追加(N)...」をクリックします。

新しいデータソースの追加
新しいデータソースの追加

 「データ ソース構成ウィザード」ダイアログボックスが表示されるので、次の図のように「データベース」を選択し、「次へ(N) >」をクリックします。

データソースの選択
データソースの選択

 次の図のように表示されるので、「データ セット」が選択されていることを確認し、「次へ(N) >」をクリックします。

データベースモデルを選択する
データベースモデルを選択する

 次の図のように表示されます。前節で作成したデータベースがサーバー エクスプローラーに表示されている場合は、次の図のように「Books.mdf」が選択されます。もし、空欄になっている場合は「新しい接続(C)...」ボタンをクリックして、作成したデータベースファイルなどを選択します。確認後、「次へ(N) >」をクリックします。

データベースファイルを選択
データベースファイルを選択

 すると、次の図のようにダイアログボックスが表示されます。データベースファイルをプロジェクトにコピーするか聞かれるので、「いいえ(N)」をクリックします。

プロジェクトにコピーしないようにする
プロジェクトにコピーしないようにする

 次の図のように表示されるので、そのまま「次へ(N) >」をクリックします。

構成ファイルに保存するかの確認
構成ファイルに保存するかの確認

 次の図のように表示されます。ここでは、データベースから取り出すテーブルと列を選択します。テーブル名にチェックを入れると全列を選択したことになります。今回は「Books」テーブルを選択しましょう。その後、「完了(F)」をクリックしてください。

テーブルを選択する
テーブルを選択する

 すると、ソリューション エクスプローラーにデータセットが追加されます。この部品はデータベースからデータを取り出すことができます。この部品をアプリケーションに組み込んで、データベースに保存されているデータを処理させます。

データセットが追加される
データセットが追加される

 次に選択したテーブルをフォームに表示させましょう。次の図のようにツールボックスより「DataGridView」をフォームにドラッグ&ドロップして配置してください。

DataGridViewを配置
DataGridViewを配置

 DataGridViewコントロールを配置したら、右上の「▶」ボタンをクリックしてタスクウィンドウを表示させてください。

DataGridViewのタスクウィンドウを表示する
DataGridViewのタスクウィンドウを表示する

 表示されるタスクウィンドウの「データ ソースの選択:」を展開して、次の図のように「Books」を選択してください。

データセット内のテーブルを選択する
データセット内のテーブルを選択する

 すると、次の図のようテーブルの構造が表示されます。

テーブルの構造が表示される
テーブルの構造が表示される

■ 実行

 実行してみましょう。次の図のようにテーブルのデータが表示されます。

実行結果
実行結果

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