VBでは、基本的に次の手順でプログラミングを行ないます。
手順1 プロジェクトを作成する
手順2 フォームにコントロールを配置する
手順3 配置したコントロールのプロパティを編集する
手順4 イベントハンドラの記述をする
手順5 テスト実行をする
では、簡単なプログラムを作成しましょう。
「スタート」―「すべてのアプリ」―「Visual Studio 2017」―「Visual Studio 2017」をクリックします。すると、次の図のような画面が表示されます。
メニューの「ファイル(F)」―「新規作成(N)」―「プロジェクト(P)...」をクリックします。すると、次の図のように「新しいプロジェクト」ダイアログが開きます。そのダイアログの「テンプレート」―「Visual Basic」―「Windows フォーム アプリケーション」を選択します。そして、「名前(N):」にプロジェクト名を入力します。今回は、「HelloProject」とします。場所は、作成するアプリケーションを保存するフォルダーを指定します。その後、「OK」ボタンをクリックします。
すると、次の図のような画面になります。ここで、画面を構成するウィンドウの名称を確認しましょう。
※ ツールボックスは、左側に隠れている可能性があります。
フォームに「Button」コントロールを配置しましょう。ツールボックスから配置したいコントロールを選び、フォーム上にドラッグ&ドロップしましょう。そして、マウスで配置位置や、サイズの調整をします。
プロパティを編集したいコントロールを選択し、「プロパティウィンドウ」より編集します。今回は「Button」コントロールの「Text」プロパティに「実行」と入力してください。「Button」コントロールに変化が現れます。
今回のプログラムは、「Button」をクリックしたら処理を実行させるようにします。そのため、「Button」コントロールのクリックした際に発生するイベントハンドラに処理を記述します。「Button」コントロールをダブルクリックしてください。次の図のように、コードエディタが表示され、イベントハンドラのスケルトンが生成されます。
Private Sub Button1_Click()のブロック内に次のプログラムを記述してください。
では、動作するかどうかの確認を行ないましょう。ツールバーにある「デバッグ開始」のアイコンをクリックするか、「F5」キーを押します。
すると、次の図のようなウィンドウが出てくるので、「実行」ボタンをクリックしてください。メッセージボックスでメッセージが表示されます。
停止する場合は、ウィンドウの「閉じる」をクリックするか、次の図にある、ツールバーの「デバッグの停止」ボタンをクリックします。