Visual Basicでのプログラミング手順

 VBでは、基本的に次の手順でプログラミングを行ないます。

手順1 プロジェクトを作成する
手順2 フォームにコントロールを配置する
手順3 配置したコントロールのプロパティを編集する
手順4 イベントハンドラの記述をする
手順5 テスト実行をする

 では、簡単なプログラムを作成しましょう。

サンプルダウンロード

■ VB2017を起動する

 「スタート」―「すべてのアプリ」―「Visual Studio 2017」―「Visual Studio 2017」をクリックします。すると、次の図のような画面が表示されます。

VB2017起動時の画面
VB2017起動時の画面

■ プロジェクトを作成する

 メニューの「ファイル(F)」―「新規作成(N)」―「プロジェクト(P)...」をクリックします。すると、次の図のように「新しいプロジェクト」ダイアログが開きます。そのダイアログの「テンプレート」―「Visual Basic」―「Windows  フォーム アプリケーション」を選択します。そして、「名前(N):」にプロジェクト名を入力します。今回は、「HelloProject」とします。場所は、作成するアプリケーションを保存するフォルダーを指定します。その後、「OK」ボタンをクリックします。

新しいプロジェクトの選択画面
新しいプロジェクトの選択画面

 すると、次の図のような画面になります。ここで、画面を構成するウィンドウの名称を確認しましょう。

画面の構成
画面の構成

 ※ ツールボックスは、左側に隠れている可能性があります。

■ フォームにコントロールを配置する

 フォームに「Button」コントロールを配置しましょう。ツールボックスから配置したいコントロールを選び、フォーム上にドラッグ&ドロップしましょう。そして、マウスで配置位置や、サイズの調整をします。

「Button」コントロールを配置
「Button」コントロールを配置

■ コントロールのプロパティを編集する

 プロパティを編集したいコントロールを選択し、「プロパティウィンドウ」より編集します。今回は「Button」コントロールの「Text」プロパティに「実行」と入力してください。「Button」コントロールに変化が現れます。

「Text」プロパティの編集
「Text」プロパティの編集

■ イベントハンドラの記述をする

 今回のプログラムは、「Button」をクリックしたら処理を実行させるようにします。そのため、「Button」コントロールのクリックした際に発生するイベントハンドラに処理を記述します。「Button」コントロールをダブルクリックしてください。次の図のように、コードエディタが表示され、イベントハンドラのスケルトンが生成されます。

イベントハンドラのスケルトン
イベントハンドラのスケルトン

 Private Sub Button1_Click()のブロック内に次のプログラムを記述してください。

  1. Private Sub Button1_Click(sender As Object, e As EventArgs) Handles Button1.Click
  2.  MessageBox.Show("ようこそ、VB2017の世界へ!!")
  3. End Sub

■ テスト実行

 では、動作するかどうかの確認を行ないましょう。ツールバーにある「デバッグ開始」のアイコンをクリックするか、「F5」キーを押します。

ツールバーの「デバッグ開始」ボタン
ツールバーの「デバッグ開始」ボタン

 すると、次の図のようなウィンドウが出てくるので、「実行」ボタンをクリックしてください。メッセージボックスでメッセージが表示されます。

実行結果
実行結果

 停止する場合は、ウィンドウの「閉じる」をクリックするか、次の図にある、ツールバーの「デバッグの停止」ボタンをクリックします。

ツールバーの「デバッグの停止」ボタン
ツールバーの「デバッグの停止」ボタン

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