switch文

 条件により処理を分岐させるif文を見てきましたが、処理を分岐させるステートメント(命令)として、switch文もあります。このステートメントは、評価対象となる式の値を基に、処理を分岐させます。

switch文の書式
switch(評価式
{
case 式1:
処理1;
break;
case 式2:
処理2;
break;

default:
処理n;
break;
}

switch文
switch文

○ プロジェクト

 プロジェクトを作成して確認してみましょう。実行するとコンソールに結果が表示されます。

プロジェクトの種類 コンソール アプリケーション
プロジェクト名 SwitchTest

サンプルダウンロード

○ プログラム

 次のようにプログラムを入力してください。

  1. static void Main(string[] args)
  2. {
  3.  //変数の宣言
  4.  string str;
  5.  //データを入力
  6.  Console.Write("「平日」か「休日」を入力してください:");
  7.  str = Console.ReadLine();
  8.  //入力データによって処理を分岐
  9.  switch (str)
  10.  {
  11.   case "平日": //平日の場合
  12.    Console.WriteLine("今日は仕事があります。");
  13.    break;
  14.   case "休日": //休日の場合
  15.    Console.WriteLine("今日は遊びに行きましょう。");
  16.    break;
  17.   default: //その他の場合
  18.    Console.WriteLine("今日は家でおとなしくしていましょう。");
  19.    break;
  20.  }
  21.  Console.ReadLine();
  22. }

○ フローチャート

○ 実行結果

「平日」か「休日」を入力してください:平日
今日は仕事があります。
----------------------------------------
「平日」か「休日」を入力してください:休日
今日は遊びに行きましょう。
----------------------------------------
「平日」か「休日」を入力してください:その他
今日は家でおとなしくしていましょう。

○ 解説

 21行目で入力したデータを評価対象としてswitch文にセットします。そのデータを複数のcaseで比較していきます。もしいずれのcaseにも当てはまらなかったら「default」の部分が実行されます。また、この「default」は省略するともできます。

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