関数で処理した結果を、関数を呼び出す側に渡すためには戻り値を指定します。戻り値は戻すデータのデータ型を、定義するときの戻り値のデータ型として指定します。
関数の定義内でデータを呼び出し側に戻すには次のように指定します。
戻り値指定の書式 |
---|
retrun 式; |
これから戻り値を指定しないパターンと指定するパターンを見てみましょう。
戻り値を指定しない場合は戻り値の型を「void」と指定します。
○ プロジェクト
プロジェクトを作成して確認してみましょう。実行するとコンソールに結果が表示されます。
プロジェクトの種類 | コンソール アプリケーション |
---|---|
プロジェクト名 | ReturnTest1 |
○ プログラム
次のようにプログラムを入力してください。
○ フローチャート
○ 実行結果
数値1:20
数値2:30
合計:50
○ 解説
12~15行目で関数を定義しています。この関数は仮引数を二つ用意しています。整数値を受け取ります。そして、戻り値は「void」と指定しているのでありません。2つの整数を加算し、表示して呼び出し元に戻ります。
今回はMain関数で加算したい数値を入力しています。Add関数を呼び出す時に加算した二つの入力データを渡しています。今回は、計算と表示をAdd関数が担当しています。
戻り値を一つ指定することができます。戻り値を指定する場合は関数の定義で戻り値のデータ型を指定します。
○ プロジェクト
プロジェクトを作成して確認してみましょう。実行するとコンソールに結果が表示されます。
プロジェクトの種類 | コンソール アプリケーション |
---|---|
プロジェクト名 | ReturnTest2 |
○ プログラム
次のようにプログラムを入力してください。
○ フローチャート
○ 実行結果
数値1:40
数値2:60
合計:100
○ 解説
12~15行目で関数を定義しています。この関数は仮引数を二つ用意しています。整数値を受け取ります。そして、戻り値は「int」と指定しているので整数値が返ります。2つの整数を加算し、呼び出し元にその結果を返します。
今回はMain関数で加算したい数値を入力しています。Add関数を呼び出す時に加算した二つの入力データを渡しています。今回は、計算をAdd関数が、計算結果の表示をMain関数が担当しています。