DropDownListコントロール

DropDownListコントロール

　DropDownListコントロールはWebページにドロップダウンリストを表示します。

■　主なプロパティ

プロパティ名 概要
Items DropDownListコントロールの項目のコレクションを取得する
SelectedIndex DropDownListコントロール内の選択された項目のインデックスを取得・設定する
SelectedItem DropDownListコントロール内の選択された項目を取得・設定する
SelectedValue DropDownListコントロール内の選択された項目の値を取得・設定する
DropDownListの主なプロパティ

■　主なイベント

イベント名 概要
SelectedIndexChanged DropDownListコントロール内の選択項目が変更されたときに発生する
DropDownListの主なイベント

　ドロップダウンリストでは、複数の項目からひとつの項目を選択することができます。選択された項目は、SelectedItemプロパティによって取得できます。また、DropDownListに項目を追加するには、Itemsプロパティのコレクションの持っているAddメソッドを実行します。

プロジェクトの種類 ASP.NET Webアプリケーション
プロジェクト名 DropDownListTest

サンプルダウンロード

○　デザイン

　Webフォームを追加して、次の図のように各コントロールを配置してください。

コントロールの配置例
コントロールの配置例

　デザイナーでDropDownListの項目を追加するには、プロパティウィンドウよりItemsプロパティのボタンを押し、次の図のようなダイアログを表示します。そして、「追加」ボタンで項目を追加し、「Text」プロパティに項目名を設定します。

項目の追加
項目の追加

○　プログラム

　次のように各イベントハンドラを記述してください。dlBottom_SelectedIndexChangedイベントは、dlBottomをダブルクリックするとスケルトンが表示されます。

index.aspx.cs

  1. protected void Page_Load(object sender, EventArgs e)
  2. {
  3. 　//ポストバックのときは実行しないようにする
  4. 　if (this.IsPostBack)
  5. 　{
  6. 　　return;
  7. 　}
  9. 　//ドロップダウンリストに項目を追加する
  10. 　this.dlTop.Items.Add("日本");
  11. 　ListItem li = new ListItem("アメリカ", "us");
  12. 　this.dlTop.Items.Add(li);
  13. 　this.dlTop.Items.Add(new ListItem("中国", "ch"));
  14. }
  16. protected void Button1_Click(object sender, EventArgs e)
  17. {
  18. 　//選択内容をラベルに表示
  19. 　this.lblMessageTop.Text = this.dlTop.SelectedValue + "が選択されました。";
  20. }
  22. protected void dlBottom_SelectedIndexChanged(object sender, EventArgs e)
  23. {
  24. 　//選択内容をラベルに表示
  25. 　this.lblMessageBottom.Text = this.dlBottom.SelectedValue + "が選択されました。";
  26. }

○　実行結果

実行結果
実行結果

○　解説

　15~18行目では、ポストバックのときにPage_Loadイベントを実行しないようにしています。この処理を追加しないと、ポストバックのたびにdlTopに項目が追加されてしまいます。

　21~24行目ではdlTopに項目を追加しています。3つの方法で追加しています。21行目では、itemsプロパティのAddメソッドの引数に項目名を渡す方法です。22行目では項目を表わすListItemオブジェクトを生成して23行目で追加しています。24行目では、追加するときにListItemオブジェクトを生成しています。

　30、36行目では選択した項目をそれぞれのLabelコントロールに表示しています。

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