Javaでのプログラミング手順

　早速、プログラミングしてみましょう。次の手順でプログラミングを行ないます。

・手順1　ソースプログラムを作成する
・手順2　コンパイルをする
・手順3　テスト実行をする

　では、簡単なプログラムを作成しましょう。

■　ソースプログラムを作成する

　テキストエディターを起動して、「C:¥work」に「Hello.java」というファイル名で保存し、次のようなプログラムを入力してください。

サンプルダウンロード

  1. import java.io.*;
  3. class Hello{
  4. 　public static void main(String[] args){
  5. 　　System.out.println("Hello, Java World!!");
  6. 　}
  7. }

■　コンパイルをする

　作成したプログラムは、人が理解できる言語で書かれているため、コンピューターがそれを理解して実行することはできません。そこで、コンピューター(JavaVM)が理解できる言語に翻訳する必要があります。それを行なうために「コンパイラー」と呼ばれるソフトウェアを使います。JDKには「javac.exe」がコンパイルを行なうソフトウェアになります。次のように指定してコンパイルしてください。(コマンドプロンプトは前節で作成したショートカットより起動)

C:¥work>javac Hello.java

C:¥work>


コンパイル時のコマンドの書式
javac ファイル名.java

　コンパイルが失敗するとエラーメッセージが表示されます。次の図は、先ほど作成したソースプログラムの5行目の最後の「;(セミコロン)」を入力し忘れたときのコンパイル結果を表します。

　「ファイル名:行番号 エラーメッセージ」と表示されます。ファイル名はエラーが起きているソースファイル名、行番号はそのファイル内のエラーが起きている行番号、エラーメッセージはそのエラーの内容を表します。場合によってはエラーメッセージとは違うエラーによって、今回発生しているエラーを誘発していることもあるので、行番号以前の行に入力ミスなどがないかどうかを調べるようにしてください。

　正常にコンパイルができると、「C:¥work」内に次のようにファイルが出来上がります。

「Hello.class」が作成されている
「Hello.class」が作成されている

　このクラスファイルを指定して実行することになります。

■　テスト実行をする

　コンパイルができたら、テスト実行して動作を確認しましょう。次のようにコマンドを入力して実行します。

C:¥work>java Hello
Hello, Java World!!

C:¥work>

　
実行時のコマンドの書式
java ファイル名

　実行をする時には、クラスファイルを指定しますが、拡張子「.class」は省略して指定します。

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