コードの記述方法

■ コメント

 プログラムを記述する際に、コメントをつけることができます。コメントは、プログラムの中に記述しますが、実行はされません。

コメントの書式
// コメント
/* コメント1
コメント2 */

 コメントは、「//」で表現します。行の中で「//」以降はコメントとみなされます。また、複数行をまとめてコメントにする場合は「/* */」で表現します。

○ ファイル

 次のようにファイルを作成してください。今回は実行しても結果は表示されません。

ファイル名 commentTest.c

サンプルダウンロード

○ プログラム

 次のようにプログラムを入力してください。

  1. #include <stdio.h>
  2. int main(void){
  3.  /*複数行の
  4.   コメントが記述できます。*/
  5.  //ここはコメントです。
  6.  int a;   //ここにもコメントを書くことができます。
  7.  return 0;
  8. }

■ 1文を複数行に分割する

 プログラムを記述しているときに、1文が長くなり、見づらくなることがあります。C言語は「;(セミコロン)」までを1文として扱います。

1文記述の書式
~プログラム文;

○ ファイル

 次のようにファイルを作成してください。

ファイル名 divideTest.c

サンプルダウンロード

○ プログラム

 次のようにプログラムを入力してください。

  1. #include <stdio.h>
  2. int main(void){
  3.  char* str;
  4.  str = "abcdef";
  5.  printf(
  6.   str
  7.  );
  8.  return 0;
  9. }

○ 実行結果

abcdef

 分割は、区切りのよいところで行ないます。単語の途中で行なうことはできません。

■ 大文字と小文字の区別

 C言語では識別子(この後見ます) は大文字と小文字を区別します。そのため、入力する際に、識別子の大文字と小文字に注意してください。

■ 予約語

 C言語で既にキーワードとして登録されている予約語があります。これと同じ変数名や関数名をつけることはできません。

■ 識別子

 変数や関数や構造体(後ほど学習します)に名前をつける際にはルールがあります。この名前を識別子といいます。予約語以外で、かつ、次のようなルールに従った識別子をつける必要があります。

英文字 数字 アンダーバー(_)
(数字は先頭につけることができない)

例:

abc ← OK  _abc ← OK  abc1 ← OK
1abc ← NG

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