データ型
Javaで変数を宣言するときに、データ型を指定します。データ型はコンピューターのメモリーをどのサイズ(何バイト)用意するか?用意したメモリー領域の中をどのような種類のデータとして認識するかを指定するものです。
この節では、次のような内容を学習します。
■ 数値データ型
プログラムの中で数値を表現するためのデータ型です。
正・負を表現できます。
データ型名 | サイズ | 表現する範囲 |
---|---|---|
byte | 1バイト | 1~127(符号付き) |
short | 2バイト | -32,768~32,767(符号付き) |
int | 4バイト | -2,147,483,648~2,147,483,647(符号付き) |
long | 8バイト | -9,223,372,036,854,775,808~9,223,372,036,854,775,807(符号付き) |
小数を持つ数値を表現できます。
データ型名 | サイズ | 表現する範囲 |
---|---|---|
float | 4バイト |
-3.4028235E+38~-1.401298E-45 (負の値) 1.401298E-45~3.4028235E+38(正の値) |
double | 8バイト |
-1.79769313486231570E+308~-4.94065645841246544E-324(負の値) 4.94065645841246544E-324~1.79769313486231570E+308(正の値) |
■ 文字データ型
プログラムの中で文字を表現するためのデータ型です。
データ型名 | サイズ | 表現する範囲 |
---|---|---|
char | 2バイト | 0~65535(符号なし) |
String | 可変長 | 0個~約20億個のUnicode文字 |
■ その他のデータ型
プログラムの中で数値や文字以外を表現するデータ型です。
データ型名 | サイズ | 表現する範囲 |
---|---|---|
boolean | ― | true または、false |
Object | ― | 任意の型を格納 |
■ 変数のデータ型による格納方法の違い
変数は指定したデータ型によってデータの格納方法が異なります。格納方法には次のような種類があります。
・ 値型
変数にデータを代入すると、データが直接記憶されます。
例: int num = 100;
・ 参照型
変数にデータを代入すると、データの格納先の情報が記憶されます。
例: String str = "文字列";