オブジェクト指向とは
オブジェクト指向とは何でしょうか?オブジェクトとは、物体や物といった意味があります。つまり、さまざまな要素をモノに置き換えて、それぞれの要素の関係性に着目しながら開発を行なう手法のことを指します。
オブジェクト指向はプログラミングの世界だけのものではありません。業務システムの分析・開発などでも利用できます。わたしたちの日常生活も、オブジェクト指向で表現することができます。今回は、オブジェクト指向でプログラムを記述する方法を見ていきますが、オブジェクト指向の概念も習得しましょう。オブジェクト指向でのプログラミングをする際に次のような技術が必要になります。
○ オブジェクトを作成する技術
これは、クラスと呼ばれる単位を作成する技術です。つまり、フィールドやメソッドを作成する技術を指します。
○ オブジェクト間の関係性を設計する技術
オブジェクトとオブジェクトの関係性を設計する技術です。これにより、メンテナンスが行ないやすく、バージョンアップも容易になり、開発工数の削減へとつなげていくことにもなります。逆に、関係性があまりよくないと、オブジェクト指向の機能を適正に活用できないため、開発工数が急激に増加してしまうことがあります。