プログラムを記述する際に、コメントをつけることができます。コメントは、プログラムの中に記述しますが、実行はされません。
コメントの書式 |
---|
// コメント /* コメント1 コメント2 */ |
コメントは、「//」で表現します。行の中で「//」以降はコメントとみなされます。また、複数行をまとめてコメントにする場合は「/* */」で表現します。
○ ファイル
次のようにファイルを作成してください。
ファイルの種類 | PHP ファイル |
---|---|
ファイル名 | commenttest.php |
○ プログラム
次のようにプログラムを入力してください。
○ 解説
02、03行目は複数行コメントです。/*~*/に囲まれている部分がコメントとして扱われます。05行目は最初にプログラムが書かれていて、続けて//が指定されているため、行の途中(//以降)からコメント行になります。
プログラムを記述しているときに、1文が長くなり、見づらくなることがあります。PHPは「;(セミコロン)」までを1文として扱います。
1文記述の書式 |
---|
~プログラム文; |
○ ファイル
次のようにファイルを作成してください。
ファイルの種類 | PHP ファイル |
---|---|
ファイル名 | dividetest.php |
○ プログラム
次のようにプログラムを入力してください。
○ 実行結果
○ 解説
02、03行目では文字列を2行に分割して記述しています。分割は、区切りのよいところで行ないます。単語の途中や文字列の途中で行なうことはできません。
PHPでは変数名は大文字と小文字を区別します。そのため、入力する際に、識別子の大文字と小文字に注意してください。また、関数名については大文字と小文字を区別しません。
PHPで既にキーワードとして登録されている予約語があります。これと同じ定数名や関数名をつけることはできません。
__halt_compiler() | abstract | and() | array() | as |
break |
callable (PHP 5.4 以降) |
case | catch | class |
clone | const | continue | declare | default |
die() | do | echo | else | elseif |
empty() | enddeclare | endfor | endforeach | endif |
endswitch | endwhile | eval() | exit() | extends |
final |
finally (PHP 5.5 以降) |
for | foreach | function |
global |
goto (PHP 5.3 以降) |
if | implements | include |
include_once | instanceof |
insteadof (PHP 5.4 以降) |
interface | isset() |
list() |
namespace (PHP 5.3 以降) |
new | or | |
private | protected | public | require | require_once |
return | static | switch | throw |
trait (PHP 5.4 以降) |
try | unset() | use | var | while |
xor |
yield (PHP 5.5 以降) |
変数や関数やクラス(後ほど学習します)に名前をつける際にはルールがあります。この名前を識別子といいます。予約語以外で、かつ、次のようなルールに従った識別子をつける必要があります。
英文字 数字 アンダーバー(_)
(数字は先頭につけることができない)
例:
$abc ← OK $_abc ← OK $abc1 ← OK
$1abc ← NG