データ型

 Pythonで使用できるデータ型には次のような種類があります。

■ 整数(int)

 プログラムの中で整数値を表現するためのデータ型です。


■ 浮動小数点数(float)

 プログラムの中で実数値を表現するためのデータ型です。


■ 論理型(bool)

 プログラムの中で真偽値を表現するためのデータ型です。 「True」か「False」を指定します。


■ 文字列(string)

 Unicode文字列を表現するためのデータ型です。文字列は次のような方法で指定できます。

例:

str1 = 'りんご'; ← 引用符   str2 = "ばなな"; ← 二重引用符 $str3 = ''' ← ヒアドキュメント なし パイナップル '''

○ ファイル

 Chapter2プロジェクトに次のファイルを追加してください。

ファイルの種類 空のPythonファイル
ファイル名 stringtest.py

サンプルダウンロード

○ プログラム

 次のようにプログラムを入力してください。

  1. #引用符
  2. favorite = 'ばなな'
  3. prefecture = "愛知県"
  4. #ヒアドキュメント
  5. introduction = '''
  6. 私の名前は杯村太郎です。
  7. 趣味はプログラミングです。
  8. '''
  9. #表示
  10. print(favorite)
  11. print(prefecture)
  12. print(introduction)

○ 実行結果

ばなな
愛知県

私の名前は杯村太郎です。

趣味はプログラミングです。

○ 解説

 2行目では、引用符を使って文字列を作っています。3行目では、二重引用符を使って文字列を作っています。13、14行目で表示をしていますが、いずれかの引用符を使って文字列を指定できます。

 6~10行目ではヒアドキュメントを使って文字列を指定しています。15行目で表示をしていますが、複数行指定した文字列が改行も含め、そのまま格納されていることを確認できます。


■ None型

 プログラムの中で値がないことを表現するためのデータ型です。


■ その他の型

 Pythonにはその他にも、配列型、オブジェクト型、タプル型、リスト型、ディクショナリー型などがあります。これらは、後の説で扱います。

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