while文

 while文は、条件を指定して条件が真の間、繰り返し処理をします。ある条件を比較した結果により、繰り返し処理をするか、しないかを決定します。回数を指定する方法や、集合をループ(繰り返す)する方法と違って、繰り返し処理を抜け出るような記述をしないと、永遠にループ(無限ループ)するので、注意します。

while文の書式
while 継続条件式:
 処理

while文

例:
 while num <= 5:
  print(num)

○ ファイル

 Chapter3プロジェクトに次のファイルを追加してください。

ファイルの種類 空のPythonファイル
ファイル名 whiletest.py

サンプルダウンロード

○ プログラム

 次のようにプログラムを入力してください。

  1. #変数を準備する
  2. num = 1; #カウンター用
  3. sum = 0; #合計格納用
  4. #条件を指定してループする
  5. while num <= 5:
  6.  #カウンターを合計に加算する
  7.  sum += num
  8.  #カウンターを1加算する
  9.  num += 1
  10. #結果を表示する
  11. print('合計:{}'.format(sum))

○ フローチャート

while文フローチャート

○ 実行結果

合計:15

○ 解説

 2行目で用意した変数numは、繰り返すたびに増やして使うカウンターです。3行目で用意した変数sumは合計を保存します。6行目から繰り返し処理が記述されています。条件としてカウンター変数numが5以下の間繰り返します。8行目でカウンター変数numの値を変数sumに足しこみます。そして、11行目でカウンター変数を1増やします。これを繰り返し条件が合わなくなるまで繰り返します。

 繰り返し処理が終了したのち、14行目で合計した結果を表示しています。このサンプルは「1 + 2 + 3 + 4 + 5」を計算したのと同じ結果となります。

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