ADO.NET(ActiveX Data Objects .NET Components)は、.NET Framework環境でデータベースにアクセスするために用意されたクラスライブラリを指します。つまり、データベースとのやり取りをする機能を持った部品の集まりです。ADO.NETは「.NET」の技術基盤を基に構成されています。 .NET (Microsoft .NET)とは、Microsoftが提唱する、ネットワークベースのアプリケーション動作環境を提供するシステム基盤を指します。
ADO.NETの.NET Frameworkにおける位置づけは次の図のようになっています。
ADO.NETはVB2010やVC#2010などからも同じように利用することにより、データベースを操作します。今回は、VB2010で記述をする方法を見ていきますが、VC#2010で記述する場合は、ADO.NETを使う方法は同じで、異なるのは、文法をC#で記述をするという点です。MSDNライブラリを見ると、同じ説明の中に、さまざまな言語における説明がありますので、確認してみましょう。
なお、 .NET Framework 2.0(Visual Studio 2005)以降では、ADO.NET 2.0と呼ばれ、 .NET Framework1.x(Visual Studio .NET)のADO.NETから拡張が施されています。