プログラムの中で処理を表現するために、演算子を使用します。次のような種類があります。
値を計算します。
演算子 | 意味 | 使用例 |
---|---|---|
+ | 一方の数値を他方の数値に足す | num1 + num2 |
- | 一方の数値を他方の数値から引く | num1 – num2 |
- | 数値の符号を反転させる | -num1 |
* | 一方の数値に他方の数値を掛ける | num1 * num2 |
/ | 一方の数値を他方の数値で割る | num1 / num2 |
¥ | 一方の数値を他方の数値で割ったときの商を求める(整数) | num1 ¥ num2 |
Mod | 一方の数値を他方の数値で割った時の余りを求める | num1 Mod num2 |
^ | 一方の数値を他方の数値で累乗する | num1^2 |
<< | 数値のビット・パターンを左にシフトする | num1 << 1 |
>> | 数値のビット・パターンを右にシフトする | num1 >> 1 |
計算結果を代入します。
演算子 | 意味 | 使用例 |
---|---|---|
= | データを変数に代入する | num = 2 |
*= | 変数に格納されているデータと乗算し、その結果を変数に代入する | num *= 2 |
/= | 変数に格納されているデータと除算し、その結果を変数に代入する | num /= 2 |
¥= | 変数に格納されているデータと除算し、その整数の結果を変数に代入する | num ¥= 2 |
+= |
変数に格納されているデータと加算し、その結果を変数に代入する 文字列型の場合は文字列を連結し、その結果を変数に代入する |
num += 2 |
+= |
変数に格納されているデータと加算し、その結果を変数に代入する 文字列型の場合は文字列を連結し、その結果を変数に代入する |
num += 2 str += "2" |
-= | 変数に格納されているデータを減算し、その結果を変数に代入する | num -= 2 |
<<= | 変数に格納されているデータを左シフトし、その結果を変数に代入する | num <<= 2 |
>>= | 変数に格納されているデータを右シフトし、その結果を変数に代入する | num >>= 2 |
^= | 変数に格納されているデータとのべき乗を求め、その結果を変数に代入する | num ^= 2 |
&= | 変数に格納されているデータと文字列を結合し、その結果を変数に代入する | str &= "文字" |
文字列を結合します。
演算子 | 意味 | 使用例 |
---|---|---|
& | 複数の文字列を、1つの文字列に結合する | "abc" & "def" |
+ | 結合ずるデータが文字列なら結合、他方が数値の場合は文字列が数値に変換されて加算する | "123" + 456 |
条件を比較してBoolean値を算出します。
演算子 | 意味 | 使用例 |
---|---|---|
= | 2つのデータが等しいことを確認する | num1 = num2 |
<> | 2つのデータが等しくないことを確認する | num1 <> num2 |
< | 一方のデータが他方のデータより小さいことを確認する | num1 < num2 |
> | 一方のデータが他方のデータより大きいことを確認する | num1 > num2 |
<= | 一方のデータが他方のデータ以下であることを確認する | num1 <= num2 |
>= | 一方のデータが他方のデータ以上であることを確認する | num1 >= num2 |
Is | 2つのオブジェクト変数が同じオブジェクト・インスタンスを参照していることを確認する | str Is Nothing |
IsNot | 2つのオブジェクト変数が別のオブジェクト・インスタンスを参照していることを確認する | str IsNot Nothing |
Like | 文字列に指定したパターンが含まれるかどうかを確認する | Str Like "*a*" |
論理演算をしてBoolean値を算出します。
演算子 | 意味 | 使用例 |
---|---|---|
Not | ブール値の論理否定を求める | Not num1 < num2 |
And | 2つのブール値の論理積を求める | num1 > 1 And num1 < 10 |
AndAlso |
2つのブール値の論理積を求める(ショートサーキット) 必要な場合のみ2番目の論理演算を処理する |
num1 > 1 AndAlso num1 < 10 |
Or | 2つのブール値の論理和を求める | num1 > 0 Or num2 < 0 |
OrElse |
2つのブール値の論理和を求める(ショートサーキット) 必要な場合のみ2番目の論理演算を処理する |
num1 > 0 OrElse num2 < 0 |
Xor | 2つのブール値の排他的論理和を求める | num1 = 10 Xor num2 = 5 |