break文

 break文は、条件分岐や反復処理や関数などで使用します。break文を実行すると、強制的に処理を終了します。反復処理の中で使用すれば、反復処理から抜け出て、その次の処理を実行します。

break文の書式
break

○ ファイル

 Chapter3プロジェクトに次のファイルを追加してください。

ファイルの種類 空のPythonファイル
ファイル名 breaktest.py

サンプルダウンロード

○ プログラム

 次のようにプログラムを入力してください。

  1. #配列を準備する
  2. fruits = ['りんご', 'ばなな', 'みかん']
  3. #検索する果物を入力する
  4. searchfruit = input('検索する果物 -> ')
  5. #果物を検索する
  6. message = '見つかりませんでした。'
  7. for f in fruits:
  8.  #対象が見つかったらループを終了する
  9.  if f == searchfruit:
  10.   message = '見つかりました。'
  11.   break
  12. #結果を表示する
  13. print(message)

○ 実行結果(りんごを検索した場合)

検索する果物 -> りんご 見つかりました。

○ 実行結果(ももを検索した場合)

検索する果物 -> もも 見つかりませんでした。

○ 解説

 8行目では、変数messageにメッセージを代入しています。その後の処理でデータが見つかれば、メッセージの内容が変更されます。

 11行目では、繰り返し処理の中で、取り出したデータと検索対象のデータが一致するかどうかを判定しています。一致していれば変数messageにメッセージを代入します。そして13行目が実行されるので、この時点でループ処理が終了し、16行目に移ります。今回は見つかるかどうかなので、見つかった時点でループを終了しています。

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